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電気自動車の維持費はいくら?補助金・税金・車検・充電代を購入前に解説!#14

電気自動車(EV)の購入を考えたとき、

「ガソリン車より維持費は安いの?」

「EVなら税金は免除される?」

「オイル交換がないなら、かなり安くなる?」

「車検や充電代はいくら?」

と気になる方も多いのではないでしょうか。

EVはガソリンを使わず、エンジンではなくモーターで走ります。そのため、エンジンオイルやオイルフィルター、スパークプラグなど、ガソリン車で必要になる一部のメンテナンスがありません。

一方で、EVだから維持費がほとんどかからないわけではありません。

タイヤやブレーキ、ワイパーなどの消耗品はもちろん、車検・任意保険・充電にかかる電気代などはEVでも必要です。

この記事では、これから電気自動車を購入しようと考えている方に向けて、EVの維持費をガソリン車との比較も交えながら分かりやすく解説します。

※税制・補助制度などは2026年10月時点の情報をもとにしています。制度は変更される場合があるため、購入時には最新情報をご確認ください。

電気自動車の維持費は本当に安い?

結論からいうと、EVにはガソリン車より維持費を抑えやすい部分があります。

大きな理由のひとつが、エンジンを搭載していないことです。

一般的なガソリン車では、

  • エンジンオイル
  • オイルフィルター
  • スパークプラグ

など、エンジンに関係する部品の点検・交換が必要になります。

一方、EVはモーターで走るため、こうしたエンジン関連の消耗品が基本的にありません。

ただし、EVもメンテナンスフリーではありません。

タイヤ・ブレーキ関係・ワイパー・エアコン・12Vバッテリーなどは、EVでも点検や交換が必要です。

さらに駆動用バッテリーやモーター、充電システムなど、EVならではの点検項目もあります。

つまり、

「EVだから維持費がかからない」のではなく、「ガソリン車で必要だった一部の維持費がなくなる」

と考えると分かりやすいでしょう。

🚘くるまなびポイント!

EV=メンテナンス代0円ではありません!

エンジン関係の交換部品は減りますが、タイヤやブレーキ、車検などはEVでも必要です。

**「維持費がかからない」ではなく「必要なメンテナンス項目が少なくなる」**と覚えておきましょう。

電気自動車にかかる税金

「EVなら自動車税も重量税も0円になるの?」

と思っている方もいるかもしれません。

実は、EVだからすべての税金がずっと免除されるわけではありません。

特に「自動車税」と「自動車重量税」は別の税金なので、分けて考えましょう。

EVの自動車税は基本的に年間25,000円

普通乗用タイプのEVには排気量がありませんが、自動車税(種別割)はかかります。

自家用の普通乗用EVの場合、基本となる税額は年間25,000円です。

つまり、

「EVだから毎年の自動車税が0円」ではありません。

一方、EVにはグリーン化特例による税負担の軽減があります。

対象期間・条件を満たすEVでは、新車登録した翌年度の自動車税が概ね75%軽減されます。

ただし、この軽減がずっと続くわけではありません。

EVの自動車重量税には優遇がある

車検などの際に関係してくるのが自動車重量税です。

EVにはエコカー減税による税制優遇があります。

ただし、税制は変更されます。2026年度税制改正では、自家用EVなどについて2028年5月1日以降の車検から新しい課税の仕組みが始まる予定です。

そのため、

「EVなら重量税はずっと0円」

と考えないようにしましょう。

購入するときには、その時点で何年間・何回・いくら優遇されるのかを確認することが大切です。

自動車税をガソリン車と比較

車の種類自動車税(年間)の例
普通乗用EV25,000万円
ガソリン車1,000cc以下25,000万円
ガソリン車1,000cc超1,500cc以下30,500万円
ガソリン車1,500cc超2,000cc以下36,000万円

このように、排気量の大きなガソリン車と比べるとEVの自動車税は低くなる場合があります。

一方、1,000cc以下のガソリン車とは基本となる税額が同じなので、EVだから自動車税が圧倒的に安いとは限りません。

🚘くるまなびポイント!

「EV=税金0円」と思わないこと!

毎年の自動車税は基本的にかかります。

一方で重量税などには税制優遇があります。

購入するときは**「免税になる?」だけでなく「いつまで・いくら安くなる?」まで確認する**のがポイントです。

電気自動車のメンテナンス費用を比較

EVの維持費を考えるうえで、大きなメリットのひとつがエンジンオイル交換が必要ないことです。

EVはエンジンではなくモーターで走るため、

  • エンジンオイル
  • オイルフィルター
  • スパークプラグ

といったエンジン特有の消耗品がありません。

ガソリン車ならオイル交換はいくら?

実際の料金は車種や使用するオイル、店舗によって変わります。

比較例として、

1回5,000円 × 年2回=年間10,000円

と仮定してみましょう。

5年間なら約50,000円になります。

EVなら、このエンジンオイル交換費用は0円です。

メンテナンス項目EVガソリン車
エンジンオイル不要必要
オイルフィルター不要必要
スパークプラグ不要必要
タイヤ必要必要
ブレーキ関係必要必要
ワイパー必要必要
12Vバッテリー必要必要

🚘くるまなびポイント!

EVのメリットは、「オイル交換1回分が浮く」だけではありません。

エンジンそのものがないため、エンジンに関係する消耗品も少なくなります。

ただし、「メンテナンス不要」ではなく「エンジン関係のメンテナンスが減る」

と覚えておきましょう!

電気自動車とガソリン車の車検比較

EVでもガソリン車と同じように車検を受ける必要があります。

新車の自家用乗用車なら基本的に初回が3年後、その後は2年ごとです。

車検費用は大きく、

  • 自賠責保険・重量税・検査手数料など
  • 24か月点検や検査などの基本料金
  • 必要に応じた追加整備費

に分けられます。

自賠責保険はEVでも必要

EVでも自賠責保険への加入は必要です。

2026年10月時点では、自賠責保険料(24か月)は、

自家用乗用車:17,650円
軽自動車:17,540円

です。

EVだから自賠責保険が無料になるわけではありません。

EVの車検はいくら用意すればいい?

一例として普通乗用EVなら、

項目金額のイメージ
自賠責保険(24ヶ月)17,650万円
自動車重量税税制優遇あり
検査手数量税数千円程度
点検・車検基本料金約20,000〜60,000円程度
追加整備車の状態による

重量税の優遇があり、追加整備が少ないケースなら5万〜8万円前後に収まる場合も考えられます。

一方、タイヤなどの交換が重なれば10万円を超えることもあります。

つまり、

「EVだから車検○万円」と決めるのではなく、法定費用+基本料金+必要な整備費

で考えることが大切です。

🚘くるまなびポイント!

EVでも車検は必要!

見積書を見るときは総額だけでなく、

「重量税はいくら?」「基本料金はいくら?」「追加整備はいくら?」

と分けて確認すると分かりやすくなります。

ガソリン代と充電代はどっちが安い?

EVではガソリン代の代わりに充電するための電気代がかかります。

では、実際にどのくらい違うのでしょうか?

今回は年間10,000km走行するケースで比較します。

EVの充電代を計算

一例として、

電費:124Wh/km
電気料金:31円/kWh

として計算します。

10,000km走ると、

10,000km × 0.124kWh × 31円
=年間約38,440円

単純計算では1か月平均約3,200円です。

ガソリン車なら?

続いて、

燃費:20km/L
ガソリン:170円/L

として計算します。

10,000km ÷ 20km/L=500L

500L × 170円なので、

年間85,000円です。


EVガソリン車
年間走行距離10,000km10,000km
電費・燃費124Wh/km20km/L
電気・ガソリン代31円/kWh170円/L
年間エネルギー代約38,440円約85,000円
月平均約3,200円約7,100円

今回の条件では、年間約46,560円の差になります。

5年間なら単純計算で約23万円です。

ただし、これはあくまで比較例です。

実際の電費・燃費、電気料金、ガソリン価格、エアコン使用、走行環境などによって金額は変わります。

⚠️急速充電中心なら注意

今回のEV側は、自宅充電を想定した単純なモデルです。

外出先の急速充電では、利用する充電サービスによって月額料金や利用料金などが設定されています。

そのため、自宅充電中心か、外での急速充電中心かによって維持費は変わります。

🚘くるまなびポイント!

EVの維持費を左右するのは「どこで充電するか」

購入前に、「電費」+「自宅の電気料金」+「自宅充電できるか」を確認しましょう。

自分が年間何km走るのかまで入れて計算すると、ガソリン車との違いがより分かりやすくなります!

電気自動車の補助金はいくら?

EVはガソリン車より車両価格が高くなることがあります。

そこで購入前に確認しておきたいのがCEV補助金です。

対象となるEVを新車で購入し、条件を満たす場合には、国から車両購入費の一部について補助を受けられます。

ただし、

⚠️「補助上限額=すべてのEVでもらえる金額」ではありません。

実際の補助額は車種や登録時期などによって異なります。

購入したいEVが決まったら、その車種の最新の補助額を確認しましょう。

☝️自治体の補助制度もチェック

住んでいる地域によっては、都道府県や市区町村が独自のEV関連補助制度を設けている場合があります。

条件によっては、国のCEV補助金+自治体独自の補助制度

を利用できる可能性があります。

ただし、補助額・対象・申請期間などは自治体によって異なります。

また、予算上限に達すると受付が終了する場合もあります。

⚠️中古EVの場合は注意!

国のCEV車両補助金は、新車新規登録などが対象条件となっています。

そのため中古EVを購入するときは、新車と同じ車両補助金を受けられる前提で価格を比較しないようにしましょう。

🚘くるまなびポイント!

EVは車両価格だけを見て「高い!」と判断しないこと!

購入時には、車両価格 − 利用できる補助金まで計算してみましょう。

そして「最大○万円」という数字だけではなく、自分が購入する車種では実際にいくら補助されるのかを確認することが重要です。

EV車vsガソリン車の年間維持費比較

最後に、ここまでの内容をまとめてみましょう。

年間10,000km走行するケースで、EVとガソリン車で差が出やすい主要費用を比較します。

項目EVガシリン車
自動車税の例約25,000円約30,500円
年間の充電・燃料代約38,440円約85,000円
エンジンオイル交換0円約10,000円
オイルフィルター等不要別途必要
タイヤ・ワイパー等必要必要
車検必要必要
任意保険必要必要

※EVは条件によって税制優遇を受けられる場合があります。

今回設定した条件で、自動車税・エネルギー代・エンジンオイル交換だけを単純比較すると、

EV:約63,440円/年
ガソリン車:約125,500円/年

その差は年間約62,000円です。

5年間同じ条件が続いた場合、単純計算では約31万円の差になります。

ただし、これは車の維持費すべてを含めた金額ではありません。

任意保険・車検・タイヤ・駐車場代などは別途必要です。

また、実際の電気料金・ガソリン価格・走行距離・実燃費・実電費などによって結果は変わります。

「維持費が安い=EVのほうが安い」とは限らない!

ここがEV購入で特に重要です。

維持費だけを見るとEVにメリットがあっても、車両本体価格まで含めると結果が変わる可能性があります。

たとえばEVの購入価格がガソリン車より50万円高く、5年間で維持費が30万円安かった場合、維持費だけならEVが有利でも、購入費まで含めれば総支出は逆転する可能性があります。

反対に、補助金を利用して購入価格の差を縮められれば結果も変わります。

そこでおすすめなのが、「車両価格 − 補助金 + 5年間の維持費」で比較する方法です。

☝️EVのメリットを活かしやすい人

  • 自宅で充電できる
  • 年間走行距離が比較的多い
  • 5年以上など長期間所有する予定
  • エンジン関係の定期メンテナンスを減らしたい
  • 購入時に利用できる補助制度がある

こうした条件に当てはまる人ほど、EVの維持費面でのメリットを活かしやすくなります。

🚘くるまなびポイント!

EVは「買った後のお金」まで計算して比較しよう!

車両価格だけでなく、補助金・税金・充電代・車検・メンテナンス費まで確認することが大切です。

おすすめは、「車両価格 − 補助金 + 5年間の維持費」で比較すること。

「EVだから絶対お得」と考えるのではなく、自分の走行距離・充電環境・何年間乗るのかまで含めて比較することが、後悔しない車選びのポイントです!

まとめ

電気自動車には、エンジンオイル交換が不要だったり、税制優遇を受けられたり、条件によってはガソリン代より充電代を抑えられたりするメリットがあります。

一方で、車検・タイヤ・任意保険・充電代などはEVでも必要です。

さらに車両価格や補助金、自宅で充電できるかどうかによっても、実際の負担は大きく変わります。

そのためEVを検討するときは、単純に「ガソリン代がかからないから安い」と考えるのではなく、

購入価格・補助金・税金・車検・充電代・メンテナンス費まで含めて比較してみましょう。

特に、**「車両価格 − 補助金 + 5年間の維持費」**で計算すると、自分にEVが合っているのか判断しやすくなります。

EVが気になっている方は、まず自分の年間走行距離と自宅で充電できるかを確認するところから始めてみてください。

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